お能こぼれ話
一昨日の『寺子屋 in としょかん』
論語のお話だったけど、講師の安田先生が能楽師ということでお能の話もちらほら。
お能は室町時代から続く芸能だけど、江戸時代ではすでに「つまらないもの」と思われてたそうな。
江戸時代では子どもが言うことを聞かない時に「お能に連れてくよ」というと子どもはシャキッとして言うことを聞いたとか笑
なのになぜ現代まで残っているのか。
それは先生いわく、
「わかりやすくしなかったから」
(かといって、わかってもらう努力をしなくていいという意味ではない)
ああなるほど、と思った。
わかりやすさは時に人をわかったつもりにさせる。
対象そのものがまるで自分の手中に入ったかのように。こんなもんかと。
その先にある奥深さの入り口に立ってもいないのに。
この世の中は一生かけてもわからないことの方がほとんどで、だからこそ、追求していくのだ。
なんかわかんないけど、わからないなりに追求していくのだ。
たとえ一生わからなかったとしても、それがおもしろいし楽しいのだ。
わかりやすさに溢れた世界は退屈でしかないと思っている。
寺子屋 in としょかん
昨日は『寺子屋 in としょかん』
昨日は君子のお話もされたのだけど、
そもそも君子とは、
尹子(いんし)=せむし
のことで、身体的だったり精神的に障害をもつ人のことを指した言葉だったらしい。(ちなみに小人は普通のひとを指す)
聖書で説かれている「貧しきもの」「心貧しきもの」もしかり。
普通に生きていけないからこそ、考える。だからこそ、君子になれる。
これは現代を生きるわたしたちにとって、とても力強いメッセージと希望ではないだろうか。
君子=立派なひと
とずっと思ってたから、なんだかじーんと感動してしまった。
次回も早く聞きたいなぁ。
猫村さん特集!
今月号のカーサブルータスは
ほぼ丸一冊特集されてて、読みごたえじゅうぶん。
書き下ろしマンガも嬉しい。
マンガあり、対談あり、オリジナル企画ありで、密にねこむ&ほしワールドをぞんぶんに堪能できるじっくり味わって読みたい一冊でした。
わたしが好きなのが、
ルイ・ヴィトンをはじめ、そうそうたるメンバーとコラボ!
で、またその小物ひとつひとつの熱量が熱くてかわいくてうっとり…
どれだけ見てても飽きない…
欲しい…
思わずぷっとなったのが、ヤエカさん作のエプロン。
ちゃんと縦結びになってる〜!
作製レポでペロンとされてるのもかわいい。
猫村さんを読んだことがなくても楽しめる一冊です。
猫村さんもまた読み返してみよ。